つぐはる

渋谷区立松濤美術館、「藤田嗣治と愛書都市パリ」にいってきた。
現代でもまったく色あせないセンスとメガネと髪型が光る藤田嗣治
繊細な筆のタッチで魅力ある肌を描く。漫画家でいえば山本直樹鶴田謙二あたりが好きなぼくにはたまらない。
今回の展覧会は20世紀初頭のフランスで発行された挿絵本オンリー。
ANA機内誌の「古書探訪」で挿絵本がいかにおしゃれだったか、というようなことを読んだ覚えがある。
”乳白色の肌”の藤田嗣治を堪能するのは挿絵本のシンプルなもののほうがよかったりするのかも。
日本画風の挿絵に芭蕉の俳句。それがフランス語、という奇妙なものもあったけど。
素敵な体験だった。